畳の効能と性能
2014-12-12
畳は日本の気候や風土に最も適した優しい床材です。
湿(湿度調節機能)
畳表は「呼吸」しています。畳表の原料であるいぐさの中はスポンジ状になっており、水分を自然に吸湿する能力があります。また、空気が乾燥すると反対に放湿する調湿機能を、果たし、私たちの暮らしを快適にしてくれます。
浄(空気の浄化作用)
いぐさのスポンジ状の部分は二酸化窒素や人体にあまりよくない、ガスもしっかりと吸いとってくれる作用があります。畳の部屋にいるだけで、すがすがしい気分になれるのはそのおかげです。
音(吸音効果)
空気をたくさん含んでいる畳はクッション性があり、音や振動を吸収する働きがあります。畳の部屋はフローリングの部屋に比べて音の大きさは約半分になります。だから安心して子育てのできる部屋になります。
学(学習機能・集中力持続性)
ほどよくリラックスさせてくれる畳には、学習機能及び集中力持続性を向上させる機能を持っていることがわかっています。さりげなく畳を使用して勉強の効果をあげる工夫をしてもいいかもしれません。
香(色・香り)
畳は視覚・嗅覚に対しても親しみやすい材料です。畳の黄色がかった色は暖かいイメージでなんだかのんびりくつろいだ気分になります。疲れた身体に優しい素材なのです。
保(保温性・断熱性)
たくさんの空気を含んでいる畳には夏は暑さを遮断してひんやり、冬には冷たい空気をさえぎるので暖かい断熱性の効果があります。また、畳の部屋の中の夏のひんやりとした空気、あるいは、冬の暖かい空気をそのまま保つ働き、保温性もあります。